2016.3.10 Release
[鬼の好吃ーむ]
oni no hao team
1.パンと星
2.▲(onigiri)
3.もみじおろし
4.どん
5.パンと星(Daichi Mori Remix)
6.どん(TP SOUND Remix)
7.もみじおろし(mondfish Remix)
8.パンと星with花園オーケストラ
recording & mix :Katsuyama Takaaki
mastering:照井淳政 (ハイスイノナサ)
art direction:かじ(花園distance)
¥1,500 + tax
TOWERRECORD新宿店頭 ライブ会場 Amazon等ネットオンラインショップにて販売中
彼女達と初めて出会ったのはいつ頃だっただろうか、出演したいと音源持ち込んで来たときたまたま3人とも僕と地元が同じでなんだか嬉しくなったのを覚えています。
まぁそんなことはさておき、彼女達の音楽を聴いていると昔のアメリカのアニメでもみているような気分になってきます。もちろんアドベンチャーもの。自分が主人公になって知らない世界で大冒険を繰り広げる、次は何が待っているんだろう?わくわくが止まらない!そんな音楽。
その裏には彼女達の無邪気な好奇心、探究心、音楽に対する純粋さが滲み出ています。
この音楽はきっと彼女達そのものなんだなと思います。そこが僕は一番好きです。
リリースおめでとうございます。
藤村 洋平 (新宿Nine Spices店長)
生まれて初めて出会うセンス。大好きです。
まずバンド名、作品名、曲名その全て。
どう読むんでしょう、読み方はわかりますが、まさか「ハナゾノディスタンス」ではあるまい。考えてしまいます。
深読みでした、ただのハナゾノディスタンスでした。
楽曲もそうです。痛烈に記憶に残るフレーズがある訳でもないのに忘れられない、捉え所がないんです。
しかも異様に演奏が上手い。これはどれだけ不思議な人たちがやってるんだろうと演奏する姿を見に行くと、まさかのお若いガールズトリオ!
そして話してみると明るくてまっすぐ、不思議さゼロな人たちでした。
キーボード・シンセサイザー・ベース・ドラム・パーカッション・声を巧みに出し引きし、絡み合いそうで合わない!絡み合わなそうで合う!続きが気になる系新感覚脱力ミニマルサウンドとでも言いましょうか。足りないですね、言葉に出来ない音楽もあるんですね。
そうなんです。新感覚なんです。
今作はリミックスを含めた作品ですが、オリジナルの4曲を聴き終えた時の「あれ、もう終わり?」感と来たらありません。
完全にやられました。全く掴めないんですもん。だから何度も聴いてしまう。
この演奏力ですから、綿密な理論に基づいて作曲してるのか。それともサウンドデザイン的なものなのか。全く想像がつきませんけど、どうだっていいんです。センスなんです。
普段見ている景色を少しだけ変えてくれる。そんな音楽って、実はなかなか出会えません。音楽が持って行き過ぎてしまいますからね。
自信を持ってオススメしたいです。
何かをしながら聴くのが凄く好きです。いつもの生活が少しだけおかしくて、ハッピーになります。
料理をいつも通りに作るけど、綺麗な器に盛り付けてみたら、ちょっと美味しく感じそうでしょう?
ちょうど忘れづらい名前ですし、憶えておいて損はないはずです。
今作を聴き終えた全ての人が「冷蔵庫からもみじおろし取ってきて」と、きっと言いたくなる。
そんなシーン、一生のうちに一体何度あるんでしょうか。
私、まずはもみじおろしを買うところから始めます!
Yuta Hoshi
(WOZNIAK TESTAV DALLJUB STEP CLUB OUTATBERO HABIT)
あまい不可思議、少女の幾何学。
上之蛭子(蛸地蔵)
詩的な表現を借りてみる。
離れ小島みたいなものを誰しも自分の中に持っていると思う。
こちらから遠くの水平線に見える。
遠い日の綺麗な思い出であったり、辛いときに思い浮かべる大切なものであったり、もう取り戻せないものだったり、それは心の「よすが」のようなものだ。
よく、遠いところに行きたいと考えることがある。
そのとき思い描いているのは、実在するどこかではなくてきっとその小島のような存在だ。そこは近いようでとても遠い。
どんな乗り物でもなかなか辿り着くことはできない。
だから行きたい行きたいとばかり思っている。
そういうとき、どこか遠くへ飛ばしてくれる音楽にいままでたくさん助けられてきた。
何度も助けられてきたと思う。
音楽は強くあるべきだと常々思う。
それは例え優しくて軽やかな音色でも、脳みそを真っ二つにするような力を持っていて、足どりは穏やかでもものすごく遠くまで運んでくれるような。
ただ強ければいいわけではない。
そういう強さにははじめから敵なんていない。
ずっと遠くへ連れて行ってくれることしか考えていない。
草原の先かもしれない。
銀河の向こうかもしれない。
隣の席の人の心の中かもしれない。
金髪、茶髪、黒髪、忙しそうな手元、どこ見てるかわかんない目元とか、パンダのマラカス、見たことない変な笛、ちいさい楽器がパラパラ転がってて、すごくうるさいのに静かさを感じる気持ちとか、昔した約束とか田舎の空のこと考えたりしてる自分。
▲に乗って随分遠くまで行って帰ってきたように思う。
ヘンテコなバンドだと思うよ。
神谷峻輔/ALT(BOMBORI/バスクのスポーツ)
@allte